体に様々な不調が出ます

のどぼとけの下にある臓器

病棟

甲状腺は首の前部にある小さな臓器です。子どもの小指くらいの大きさで、のどぼとけの下の部分から左右に蝶が羽を広げるように位置しています。甲状腺は食物に含まれるヨウ素から甲状腺ホルモンを作っています。このホルモンは新陳代謝の促進や体温の調節、心臓や胃腸、脳の活性化など非常に重要な役割を果たしています。そのため甲状腺に異常があり、ホルモンの分泌が正常でなくなれば体の各部に様々な不調が見られるようになります。例えば顔や手のむくみ、便秘、食欲がないのに太る、イライラする、昼間眠くなる、月経不順、手の指が細かく震える、眼球の突出、首のしこりなどです。他の病気でもよく見られる症状が多いですが、甲状腺の異常が原因であればホルモンの濃度を正常にする必要があるので、病院で診てもらう必要があります。

濃度をコントロール

甲状腺の機能が正常に働かなくなる病気にはバセドウ病や橋本病などがあります。血液中の甲状腺ホルモンが過剰になるのがバセドウ病です。放っておくと心臓病など命にかかわる病気の原因となったり、女性の場合胎児に悪影響を及ぼすこともあるため、早めの対処が必要です。症状には動悸や息切れ、手足の震え、皮膚がかゆくなるなどがあります。また、甲状腺が腫れ、首が太くなったように見えることもあります。橋本病は甲状腺ホルモンの不足で引き起こされます。脈が遅くなる、皮膚の乾燥、無気力、イライラ、月経異常などが主な症状です。バセドウ病と同じく首が太くなることがありますが表面がごつごつしているのが特徴です。どちらの病気の場合も、病院で甲状腺ホルモンの濃度を適切にコントロールしてもらう治療が必要になります。濃度を適切に保っていれば、好きなものを食べたりスポーツを楽しむなど普通の人と同じ生活を送ることができます。

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